Windows 8.1 / 10で別のPCからc$(管理共有)でアクセスが拒否されたときにやること。
Windowsにはエクスプローラで"\IPアドレス\ドライブレター$"を入力すると、共有設定していなくても外からドライブの中を参照できる管理共有という便利な機能があります。
が、Windows8.1や10にしてから以下のようにc$(d$なども)でアクセスできなくなりました。
Android(ESファイルエクスプローラー)からもアクセスできなくなりました。
\\192.168.0.2\c$
をエクスプローラで実行してユーザIDとパスワードを正しいものを入力しても
アクセスが拒否されました。
と表示されます。
Windows8.1からc$はできなくなったのかーと諦めていたのですが、先日仕事でWindows Server 2012を触ってたとき 普通にc$でアクセスできていたので、何かできる方法があるはずと思い再度調べてみました。
調べた結果、ユーザーアカウント制御(User Account Control。以下UAC)が問題っぽいです。
ここでスパっとUACを切ってもいいのですが、UACはシステムを保護してくれる重要なものです。
なので、今回はUACを有効にしたまま管理共有だけできるようにします。
UACを有効にしたまま、c$でアクセスできるようにするにはレジストリを編集する必要があるみたいです。
Windowsキー + Rで「regedit」とたたいてレジストリエディタを起動しましょう。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
にアクセスして新規にDWORD値を作成します。
名前 | 値 |
---|---|
LocalAccountTokenFilterPolicy | 1 |
レジストリの編集はこれだけでOKです。
ちなみにレジストリの編集に不安な方は以下のzipファイルをダウンロードして中にあるadminshare_on.regファイルを実行するだけで追加できます。
これで再起動したら反映されます。
でも、これでもアクセスできませんでした。。
あと考えられるものと言えば...そうですWindowsファイアウォールです。
以下のようにファイアウォールの例外設定で「ファイルとプリンターの共有」にチェックをつければOKです。
これでc$でアクセスできるようになりました。